品質のいい、丈夫な子ども服を選ぶ Part2 〜素材編〜

さて、前回は丈夫な点について見ていきました。

品質のいい、丈夫な子ども服を選ぶ Part1 丈夫編

今回は品質の良さについて考えたいと思います。


有名な子ども服ブランド、株式会社ファミリアが出版した「上品な上質」という本があります。その中では、ファミリアが大切にしている5つのこだわりが述べられています。その5つとは「素材」「機能性」「デザイン」「縫製」「品性」です。デザインや品性は好みがあるはずですので、今回は残り3つの「素材」「機能性」「縫製」について考えてみます。


素材

ここでは繊維の種類と織り方、綿密度についてみていきます。

・繊維

Part1で繊維を説明しましたが、子ども服で多く用いられている繊維は綿です。綿は摩擦に強く、洗濯可能で、吸水性にも優れているからです。実は綿にもグレードがあります。綿は天然素材なので、種類や産地、また気候によっても品質が大きく異なります。ただ一消費者として綿素材の品質を確認することは難しいので、そこはブランドのサイトをチェックするくらいしか手はないかなと思います。


・織り方

織り方は肌触りや伸縮性に大きく影響します。織り方は大きく「編物(ニット)」と「織物」に分けられます。簡単に言ってしまえば、ニットは伸び縮みして、織物は伸びません。よく耳にする「カットソー」や「ジャージ」というのはニットに含まれます。ニットは編み物なので、よくよく見るとセーターのような織り方になっているのがわかるかと思います。

よくわかるカットソーとTシャツの違い、ニットとセーターの違い

ニットの方が伸び縮みするのでほとんどの子ども服はニットです。ただし、入園式などできるパリッとした服は織物が多いです。織物には他にもジーンズやガーゼが含まれます。


・綿密度(スレッドカウント)

Part1でご紹介したスレッドカウントも重要です。織り方にもよりますが、ペラペラですけすけな生地はスレッドカウントが低いことが多いです。

Part1での説明


繊維とスレッドカウントにこだわっているのが、スペイン初のtinycottonsというブランド。こちらはデザインにもこだわっていて、最近人気急上昇中のようです。

日本でtinycottonsを扱っているサイト

treehouse

(写真はtinycottonsのサイトから)

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