日本とアメリカの比較 〜出産編〜

ずいぶんブログの更新を怠ってしまいましたが、やっと余裕が出てきたのでぼちぼち更新していこうと思います。

さて、約2ヶ月前に第二子を出産したので、日米の出産の違いを残しておこうと思います。


陣痛〜出産

陣痛が始まって、病院に行く前に一度病院に電話をするのはアメリカも一緒。ただ出産はちょっと違いました。

・夫の関わり方

アメリカでは、基本的に旦那さんも出産に参加(!)します。立ち会うのはもちろんのこと、力む時は片足をおさえてあげます。日本だと足を置く台がありますが、アメリカだとフリースタイルが一般的なようです。そして生まれた後は旦那さんがへその緒を切ります。産んだ私は出てきた後の子どもを抱かせてもらえますが、夫の方が出てくる瞬間をみたりと、彼の方が進捗状況を把握していたのではないかと思います。私も産まれる瞬間とかみてみたいな。。。

そして個室だったので、旦那さんもそのまま病院に泊まることができました。陣痛から出産、その後の状況もずっと立ち会ってくれたので、旦那は一緒に産んだという感覚が持てたそうです。

・痛みへの対処

日本だと少ない無痛分娩ですが、アメリカだとこちらの方が一般的です。アメリカは合理的な国なので、痛いなら麻酔を使えばいいじゃないか、という発想だと思います。私も大いに賛成〜。大きな病院だと24時間麻酔医がいるので、いつでもうってくれます。なので、病院について、麻酔をうってくれと頼めばうってくれます。これは陣痛の痛みだけを消してくれて、分娩の時はちゃんと痛みを感じるようになっています。だからほとんど普通の分娩と変わりません。

私は二人目も無痛が良かったのですが、今回は病院に到着して30分後に生まれるという、スピード出産だったので、どのみち麻酔は打つ暇がなかったはず(笑)。でも一人目の時は20時間かかったので、無痛で産めてとても助かりました。

また、後陣痛に対しても、希望すれば麻酔を打ってくれます。部屋にいたら、陣痛の時もお世話になった麻酔医がやってきて、麻酔いる?と聞いてきました。まるでクーポン券の配布みたい(笑)。麻酔は断りましたが、処方された痛み止めもかなり強いのを出してくれるので、一人目の時は後陣痛を全く感じずにすみました。


入院

アメリカの入院日数が短いことは有名ですが、その通り、正常分娩だと2泊が基本です。帝王切開だと多分5泊くらい。驚かれることが多いですが、個人的には母体は2泊でも十分かと。その代わりアメリカでは子どもは生後一週間で別途小児科を受診する必要があります。家族も早く赤ちゃんやお母さんに会えるので、アメリカ流もいいんじゃないかと思います。一方、日本流に5日間入院するメリットももちろんあります。

  • 母乳指導が受けられる(産後三日目だとまだほとんど母乳も出ないので)
  • 夜中に赤ちゃんを見てもらえる(産後疲れ切った体で、慣れない新生児を一晩中相手するのはかなりしんどい。。。)
  • その他、困ったこと辛いことを専門家にすぐに相談できる

アメリカは個室が普通なので、医師や助産師さんが部屋まで来てくれます。それにシャワー室も部屋についています。こちらからいちいち動かなくていいし、家族や友達も気兼ねなく来られるので、ゆっくり過ごすことができました。


費用

アメリカの保険はとっても高額!!日本はなんて良心的なんだと思えます。ただ日本では出産関連は病気ではないとして保険の対象外ですよね。アメリカは保険に含まれるため、出産に関わる諸々でお金を払うことはほとんどありません。その代わり、入院日数が短いんです。でも病院もサービスという観点が浸透しているようで、個室だったり、産褥ショーツなどの準備品が不要だったりと、入院はとても快適でした。


両方を経験した感想としては、どちらもいいとこ、いまいちなところがあるなーということ。もし三人目ができたら、今度は助産院で産んでみようかな。。。と妄想してます(笑)

(Photo qaterliving.com)

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